240とは |
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140/160シリーズの後を受け、1974年に240/260シリーズが発売開始になりました。
240は4気筒モデルで2000ccと2200ccがラインナップ。
260は6気筒モデルでプジョー、ルノー3社共同開発によるV6エンジンを搭載。
セダン/ワゴンの他にク2ドアモデルも存在。ボディ制作はベルトーネ社で行われました。
当初は242、244、246、264といった呼称であったが、1983年より240に統一されました。
翌年1984年には2ドアモデルが生産中止。その後改良を加えられながら、1993年の生産終了までなんと20年にも及ぶロングセラーモデルがこの240です。 |
ボルボ240車種別ランキング |
人気のボディーカラー |
1位 |
エステート クラシック |
1位 |
ボーンホワイト (603) |
2位 |
GLE |
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2位 |
クリームイエロー (607) |
3位 |
TACK |
3位 |
クラシックレッド (601) |
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※()内はカラーナンバー |
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240の魅力! |
240のファンの多くはサーファー・美容師・デザイナー・芸能人・カメラマンなど、スタイルに拘る人達。街で見かける240でピカピカなのはあまり見かけませんから、この車の魅力はダメージジーンズみたいなカッコよさ。新しいデザインは飽きられるのも早いですが、機能的美しさは褪せることがなくそれが240の魅力だと思います。この魅力は演出的スタイリングの現代の車ではムリですね。またオールドボルボに共通して言えることですが、商業主義的にコストダウンすることなく、安全性をきっちり追及した車造りがされているところもボルボの魅力なのです。ドアが車体と比較して小さいのも、事故の際に乗員の安全性を最大限に守るため。ですが多くの240ファンは、質実剛健な色気の無い、ちょっと外れた感のある240だからこそオーナーを粋に見せてしまう、ギャップの魔力的なところが愛される理由のような気がします。ある意味「ミニ」や「ビートル」と共通する魅力があるのでは? |
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240の特徴 |
240はイギリス車で言えばMINI、ドイツ車で言えばフォルクスワーゲンビートルのように、飛びぬけた性能は無いけど長年に渡り人々に愛される車であるという特徴があります。
ですが、モータースポーツの場でも活躍しており、240ターボは1985〜1986年に2年連続でETC(ヨーロッパ・ツーリングカー・チャンピオンシップ)と日本のインターTECでチャンピオンを獲得しました。決してスポーティとは言えないボディでサーキットを疾走する姿を「空飛ぶレンガ」と呼ばれたりしました。
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代表的グレードのご紹介 |
■ クラシック |
93年春の生産中止以降、限定者として販売されたクラシックは本革シート、ウッドパネル、パワーシートなどを装備した豪華モデルです。
【主な装備】
・SOHC水冷直列4気筒、総排気量2316cc115ps/5,400rpm 18.9kg/2,750rpm
・本皮シート
・ウッドパネル
・CDチェンジャー
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■ GL |
当初は「L」「DL」に対して「GL」は上級モデルとして位置づけられていたが、1983年よりスタンダードが「GL」となる。89年前期モデルまではリヤウインドが小さい「スモールウィンド」と呼ばれ人気が高い。
SOHC水冷直列4気筒、115ps/5,400rpm 18.9kg/2,750rpm
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■ TACK |
生産中止以降の限定モデル。TACKとはスウェーデン語で「ありがとう」という意味があります。限定モデルの中ではラグジュアリーなクラシックとは逆に、ベーシックな装備にすることで割安な価格に設定されたモデルです。
SOHC水冷直列4気筒、115ps/5,400rpm 18.9kg/2,750rpm
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240の弱点 |
■リヤゲートの配線の断線
リヤゲートのヒンジがボディ外側に付いていることと、そのヒンジに中に配線が通っていることにより、リヤゲート開閉毎に配線も曲がることから断線することがあります。
■夏場のオーバーヒート
北欧出身のボルボ、高温多湿の日本では夏場はオーバーヒート気味に。対策ラジエターに換装することで解決。
■足回りからの異音
ブッシュやボールジョイントが破損している240を多く見かけます。症状として前輪から「コトコト」音が出ていたり、走るとフラフラしたりします。このような場合は部品交換が必要。
■ガソリンポンプの不良
エンジンが始動しない場合、燃料供給システムの配線不良やヒューズ切れが原因のことがよくあります。ヒューズのソケットの接触で直ることが多いです。
■ワイパーが動かない
「ギィー」という音がしたら要注意。ワイヤーやロッドの不良でワイパーが動かなくなります。意外にも修理は大掛かりになるのでお早めに修理に出してください。
他にも固有の症状などありますが、Dr.ボルボでは数多くの240修理を手がけておりますので、「アレっ??」っと思うことがありましたら何なりとご相談ください。きっとお役に立てると思います!
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240おすすめパーツは |
1.オーバーヒート対策 |
3層にコア増しした強化対策部品になります。交換、装着により冷却能力はかなり向上し240特有の夏場の水温上がり等から解消されます。
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2.ブレーキのフィーリングが格段に向上 |
GOODRIDGE製のステンメッシュブレーキホース装着でノーマルのフニャっとしたブレーキフィーリングが格段に向上します。
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3.スタイルに拘るなら! |
本物の木の上に樹脂加工されています。印刷の木目とは質感が全然違います。右ハンドル用です。
ローズウッドとメイプルの2タイプ有りますので指定ください。
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